東京都庁舎
東京都庁舎
完成:1990年
設計:丹下健三
場所:東京都新宿区
日本におけるポストモダンの始まりはバブル景気と事実上等しく、それだけに勢いのある建築も多く見られます。シンボリックな一例として、東京都庁舎を紹介します。
超高層ビルとして建てられた現在の都庁。手掛けたのはモダニズムの巨匠・丹下健三です。丹下はこの他にもフジテレビ本社屋などポストモダン作品を手掛けています。
黒川紀章ら他のモダニズム建築家も晩年ポストモダン建築を手掛けていますが、丹下の作品は彼らしい都市的スケールの大きさが生かされているのが特徴的です。
足元には広場様の広大な空間があり、しかしそこには動線などの機能が持たせられていないため、その静けさも含めて神殿かのような荘厳さを感じます。
コンクリートを基本としている点はモダニズムと同じですが、化粧材を用いて面的な表情をつけているところがポストモダンらしい装飾性です。
最上階には一般に利用できる展望台とレストランがあり、気軽に入ることができます。