京都国際会館
京都国際会館
完成:1966年
設計:大谷幸夫
場所:京都府京都市
国内でも初期の国際会議場(今日でいうMICE施設)として建てられ、京都議定書採択の舞台ともなった京都国際会館。各国の人々を日本・京都に迎える施設として、随所に日本建築の意匠が取り入れられた装飾主義的ジャパニーズ・モダニズムの秀作となっています。
斜線での造形が特徴的な外観。日本建築の屋根を想起させつつ、上下反対の逆三角形的な意匠が本建築独自の印象を抱かせます。
確信犯的に「軒」「庇」「縁側」「欄干」といった日本建築の要素を現わしている意匠。木目コンクリートによる梁がさらに和風な印象を深めています。一方で、建物全体に共通する斜線の意匠によって大胆に角度がつけられた造形、そしてコンクリートで統一された見た目によって、確実に“日本建築ではない”、モダニズムとして洗練した建築を実現しています。